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豊かな時間

先日 母と参加したワークショップ
近頃 大切に身につけている 『 文様 』
そんな文様をうつし取る唐紙づくりを体験してきました。

江戸時代から伝わる 日本で唯一の唐紙屋 唐長さん
その11代目当主の長女 千田愛子さんと
唐紙師のトトアキヒコさん ご夫妻により開催されました。


最初は料紙 ( 写経など字を書く紙 ) として利用されていた唐紙
その見た目の美しさから
いつしか観賞用として、襖などで楽しまれるようになったそうです。

先祖代々伝わる650種もの版木
その文様の中には、とても洗練されたシンプルモダンなものも多く
昔の人の発想とは思えない驚きがあります。


この日 お持ち下さった版木は、兎と蘭の花の2種類で
母と1種類ずつ作らせていただきました



トトさんにマンツーマンでお話しを伺いながらの作業

好きな色の和紙を選び文様をうつし取ります

こちらは色材を刷毛で塗ったふるい(ガーゼをはったうちわのようなもの)で
版木に色をうつしているところです

次に版木に紙を置き、手の平で撫でて紙に色をうつし取ります



文様の柄にはそれぞれに意味があり
そして その意味には想いや願いが込められています。

手の平で撫でて紙に色をうつす独特の工法によって
手の平から伝わるぬくもりと同時に、想う心も合わさってうつし出され
奥行と温かみのある作品になります。





最後に愛子さんがそれぞれの唐紙に合わせて額を選んでくださいました

こちらは私が作った 『 蘭の花 』
この文様には富貴の意味があります

自分自身は全然 富貴ではありませんが・・・

大好きなブルーの紙にうつした蘭の花はとても美しく
眺めていると不思議に心落ち着きます。



美術館や神社仏閣、公共施設や個人邸まで
幅広く作品を納められている唐長さん

一枚一枚が手作業で
贈る相手を想いながら、念じるように紙に色をうつしとることで
文様の柄に願いを込めておられる

それはとてもシンプルで
だからこそ 研ぎ澄まされた中から生み出される作品です

そんな唐紙の魅力を
直接お話しを伺い、また自分自身で触れて
より実感することができました。

この日 初めてお目に掛かった唐紙師のトトアキヒコさんは
穏やかで、そこはかとなく深く大きな湖のような方でした。


人と人のご縁のように、文様ともご縁があり
自分が選んでいるようで
実は文様に選ばれているのかもしれません
そんな神秘的なことがあるように思います。



庭をつくることにおいて
お施主様の想いを受け取って
自分なりの想いを形にして贈る

お施主様は出来上がったものを目にして
喜んで下さったり、感動してくださったり・・・
きっと その奥底には目に見えない
スピリチュアルなものがあると思います。

形あるものは殆どのものが、どんどん変化していく
でも そこには、変わらない想いや願いがあるでしょう。

作り手の想いとお施主様の想いが
変わり続けるものに
より一層の愛着と味わいを与えているように思います

そんなことを改めて感じた体験でした。


KIRA KRACHOさんはこちら → 






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大阪 箕面のガーデナー
ガーデンデザインオフィス ユウ
 
     http://www.gdo-u.com
設計・施工・メンテナンスまで一貫した庭づくりをおこなっています

at 23:48, u-ito, アートの話

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