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ガーデンセミナー

先日 宝塚ガーデンフィールズで行われた
ポール・スミザー氏のセミナーに参加しました。

毎年3月から11月まで、年5回開催されるガーデンセミナー
今年初めて1年を通して参加させていただきました。

そして先日は今年最後のカリキュラム
” 来年へ向けて、庭づくりおさらい編 ” と題して
・ 植物で目隠しを作る方法、つる植物の利用
・ 落ち葉やバークチップの有効利用
・ 冬に見直す来年の計画
についてレクチャーしていただきました
その一部をご紹介いたします。


今回も ” 英国風ナチュラル庭園 シーズンズ ” を散策しながらのレクチャー
晩秋の美しい景色と、澄み渡る空気が気持ちの良い日でした。







木々や植物の紅葉が美しい季節
このカシワバアジサイ・スノーフレークも紅葉まで楽しめる美しい植物です 
(↓ 写真左側 )



成長するとスペースをとって、どんどん大きくなるため
毎年3月までに剪定することで株を整えることをおすすめします。
下の方から切ると大きな花を咲かせます
まだ株が大きくない場合は、花のすぐ下でカットする程度に。





こちらはグミを壁面に添わせた仕立ての様子です ( 写真右側 )
常緑で勢力旺盛な樹木、鮮やかなカラーの葉が美しいですね。
奥行がないお庭などにおすすめな仕立て方です。




こちらも壁面を利用してのヒメリンゴの仕立ての様子です。
幹をカットすることで二股に分かれた枝を、壁面に添わせる仕立て方
葉がない幹の部分に、クレマチスなどのツル植物を組合わせると
より楽しみの幅が広がります。

壁面にリンゴがなる様子を想像すると楽しいですね
イギリスではさんさんと陽が射す時間が短いため
壁が吸収した貴重な太陽の熱を利用するため
このような仕立て方で楽しむようです。




同じようにイチジクを仕立てた様子です。

枝を横へ横へ広げて、緑の壁面に仕立てる方法
つる性の植物はもちろんですが
つる性でない植物でも壁をつくることができます。
もちろん向き、不向きな性質があるので選別は必要です。

お庭で目隠しなどに利用される生垣に代わって利用することも出来ます。
生垣に比べてのメリットは、毎年の刈り込みの必要がないこと
そして年数が経っても、奥行のスペースをとらずに管理できることです。

デメリットとしては、植物により様々ですが
成長して壁面になってくれるまでに時間がかかることです。

テイカカズラやジャスミンなど香りの植物を仕立てても素敵です
常緑のつる性植物ですので、深い緑の葉を常に楽しむことが出来ます。



秋は様々な植物が次世代のために子孫を残す季節です。
自然界では植物が種子をつけると、
地面に落ちたり、鳥に食べられて糞と一緒に運ばれたりして地面に落ちますね
お庭では自然に任せるのもよし、種を取って増やしたい場所に蒔くのもよし・・・
確実に増やしたい場合は、やはり鉢に蒔くことをおすすめします。

12月は、すっかり冬支度を終えた植物たちが
動きをとめて、ゆっくり休む季節です。
わたしたちも植物にならって、基本的な作業はお休みです。
一年の作業を振り返り、来春からの植栽計画を検討します。

そんな時、季節ごとにお庭の写真を撮っておくと、一年を振り返るのに便利です。
また花の時期をメモっておくと
その年々の季節の変化を確認できて、次の作業の目安にもなります。

こうして 毎年、植物と向き合いながら庭づくりを楽しむのが
ガーデニングの醍醐味だと思います。
来年も素晴らしい発見があるといいですね。





こちらは大正時代からある、欄干と据え付けの植木鉢です。
古めかしいアンティークさが、お庭に重厚感を与えています。

多くの人の手のぬくもりと、思い出が詰まった欄干
この新しい庭をつくる際に残した、古いものの一つです。

先月に発表された、来年の12月をもって閉園の決定。
時勢によって変化しながら受け継がれてきたもの
その多くは、目には見えないものです。

歴史的建造物など、手を加えながら大切に守らなければならないもの
そんな歴史あるものとは比べられませんが
来年で10年目を迎えるこの庭に
10年かけて新しく息づいたものもはかり知れない・・・

庭づくりにおいて、今あるものを壊して新しく作ること
もちろん これは今より、より良いものをつくるために行うことです。
けれど そこには目には見えない想いが詰まっていることも多い。

思い出の樹木を大切に残すこと
これは周辺の景観を守る大切なことの一つかもしれない。

壊すことによって生まれることも多いけれど
もう二度と作れないことも多い
そんなことを改めて想い返しました。

お庭をつくることは想いを繋ぐことでもあります
そうありたいと想います。



宝塚ガーデンフィールズ
      英国式ナチュラル庭園シーズンズはこちら → ☆ 





at 12:05, u-ito, セミナー・勉強会

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