鳥取へ

予定の合間を縫って鳥取へ。
目的はポール・スミザーさんの講習会
そして往復7時間のドライブです。


早起きは苦手ですが、午前中まだ涼しい時間帯に鳥取市の湖山池に到着。
これが池かと思うほどの広大な水辺が広がり、その奥には海が・・・
穏やかで静かな景色です。






水辺にある湖山池公園には
緑化フェアのためにポールさんが手掛けられた
ナチュラルガーデンがあります。

遮られることのない強風と陽ざし
土壌も酷い粘土質で植栽するには厳しい条件だったそうです。











秋に行われたフェアなので、秋が見頃のススキなどのグラス植物や
厳しい条件に耐えうる、地元に自生する植物が主として植えられていました。
また春に楽しむ多年草なども徐々にプラスされているようです。
グラスの穂が上がり、光に輝く姿は素晴らしく美しいことでしょう。





主役も脇役もなく互いに共生し合うお庭。
2年前の緑化フェアがきっかけで造られましたが
今後も市民の方々によって、更に成長し変化していくお庭です。



お庭造りは完成や行き止まりがないので
常に新しい発見があり、その都度手を加える
労力は大変かもしれないけれど、そこに楽しみもある。
手を加えただけの、時にそれ以上の素晴らしさを実感できます。








湖山池でのんびりした後、海辺を走り東郷湖臨海公園あやめ池公園へ。
天気もいい感じに晴れてきて
久々に休日らしいゆっくりした時を過ごすことができました。





日々、緑ある暮らしを提案する上で
自分自身が緑と対話し、ほっと一息ついたり・・・
木々の中で季節の風や香りを感じたり・・・

特別なことでも大そうなことでもないけれど
しばし立ち止まる時間が、とても大切だと改めて感じます。



ポールさんとの久々の再会
お庭を散策しながらのレクチャーは
いつもながら楽しく分かりやすいお話しでした。

実際にするとなると難しいことも多いですが
何だか出来そうな気になる、気にさせられる。

ポールさんとの出会いは十数年前になりますが
お話しを伺うことで、いつも この仕事を始めた原点に戻ることが出来きます。






お客様の殆どが、緑と接することでの失敗からご不安やお悩みをお持ちです。
大きな樹木も含め、手入れのご依頼が多いのも
そんなお困りからだと思います。

ですからライフスタイルやご希望、条件に合わせた植物を選定し
出来る限り少ない手入れで、空間を保てるようなご提案を目指しております。

開花した多年草を切り花で楽しんでいただくのも
実は次の花を楽しむための手入れに繋がること。

そんな日々のささやかな楽しみが、暮らしの豊かさになるよう
お庭や緑をご提案し続けたいと思います。




二つの「願い」を込めた「庭や」たちのサイト

わたくしも参加しております
      ニワプラスのポータルサイトはこちら →   





大阪 箕面のお庭専門店
ガーデンデザインオフィス ユウ
 
     http://www.gdo-u.com
設計・施工・手入れまで一貫した庭づくりをおこなっています

at 15:14, u-ito, セミナー・勉強会

comments(0), trackbacks(0), -

庭女子会 -3-

先日 開催されました庭女子会。
2014年9月の定例会は
ガーデンデザインオフィス萬葉の北谷さんをゲストにお迎えして
『 庭をつくる上で大切にしていること 』と題し
様々なお話しを伺いました。

そして会場となりましたのは
北谷さんが外部空間を手掛けられました集合住宅のゲストハウス。
オーナー様のご厚意により、実際にお庭を見せていただき
またお部屋でも有意義な時を過ごすことができました。

集合住宅のフロントスペース



ガーデンデザインオフィス 萬葉 北谷さんは
大阪は八尾を拠点に関西を中心に活動されています。

『 ありのままを大切に 』
ホームページ★にも記載されている想いですが
このたびはそんな『 ありのまま 』を導き、表現する
お仕事に対しての取組み姿勢などを伺うことができました。



ゲストの北谷さん(左)
司会進行を務めて下さった大江ガーデンの大江さん(右)



10数名の参加者
この機会にお伺いしたいことが
それぞれに沢山・・・




入口を入った中庭スペース 奥には駐輪所も





その場の素晴らしさ
私の画像では伝わりにくいと思いますが
住まう空間の中でも、集合住宅であること。
それゆえの条件や求められること、また提供したいことを
一つ一つ丁寧に整理し納められていました。


ゲストハウス内に場所を移して




スペースによって必要な機能や導線
住まわれる側に立って、まずは第一に考えるべきところです。
けれども機能面だけを優先させると
やはりつまらない空間になってしまいます。

つくり手は、些細なことであっても
一つでも二つでもより良いプラスな働きを考えて
付加価値のある空間づくりを目指したいものです。
そのための努力や時間を惜しまない
丁寧なお仕事ぶりが、お話しの随所から感じられました。


空間づくりにおいて
画像では伝わらない空気感、その心地よさ
様々なことが相俟ってのことでしょう。

ありのままを導き表現するというのは、極々シンプルなことですが
それが故にことの真意を探り
適した表現、素材を選び出すことに時間を費やしておられる。
言葉にして綴ると、普通であたり前のようですが
普通のことを普通に
あたり前をあたり前のようにすることの難しさを
私自身に置き換えてみて感じます。


何より人が関わることですから
携わる人たちの良い気を導くことも重要です。
仕事、家族、友人
人との関わりは様々な場面において
切っても切れない大切なこと。

相手のことを思いやる気持ちを忘れなければ
何事も円滑に進むのでしょうが
これは一生の課題のように思います。


自分を振り返ると
頭で理解していても、なかなか実行出来ていないことの多さ。
北谷さんにお目に掛かかれたことで
普段考えていたこと、またさほど気に留めていなかったことをも
改めて見直す機会となりました。


お忙しいところ二次会までお付き合いくださった北谷さん
とても楽しい時間を過ごさせていただき有難うございました。
またこのたび企画し、準備等々お世話くださった南大阪チームの皆さま
有難うございました。



そして北谷さんも主宰のお一人であるニワプラス
   イベント#17のお知らせです!!

infix × ニワプラス 〜同世代の僕らが考えること〜
『 インテリアと庭 』についてのトークイベントが開催されます。

9月27日 (土) 18時〜 ( トーク )
            〜 ( 交流会 )
お申込みは9月23日まで
★定員40名ですのでご興味のある方はお早めに
詳細はこちら → ( 北谷さんのブログにて )



二つの「願い」を込めた「庭や」たちのサイト

わたくしも参加しております
      ニワプラスのポータルサイトはこちら →   






大阪 箕面のお庭専門店
ガーデンデザインオフィス ユウ
 
     http://www.gdo-u.com
設計・施工・メンテナンスまで一貫した庭づくりをおこなっています

at 23:29, u-ito, セミナー・勉強会

comments(0), trackbacks(0), -

国際バラとガーデニングショーへ

国内で行われる数々のイベントの中でも
バラがメインのショーイベント 5月11日から16日まで開催されました

バラという解りやすい華やかさに、あまり興味を持てずにいたため
これまではテレビや雑誌で観る程度でした。
ですが今回は「 ターシャ・テューダー 素足の庭 」がテーマガーデンとあって
先日 思い立って東京へ
第15回目にして初めて、国際バラとガーデニングショーに行って来ました。




ターシャさんが朝露に濡れる芝生の上を素足で歩き
庭を巡る姿をイメージした庭
グランドカバーの傷み具合からも、人が歩いた感が伝わります。

シンボリックな古木は朴の木
このガーデンを手掛けられた神田隆さんのモデルヴィレッジ
群馬県片品村のエコロヴィレッジの森を間伐した際に
山から持ち出されたものです

間伐材は納屋や屋根、フェンスの材料にも使用されていました。



ターシャさんの庭を象徴するクラブアップルなど
白が基調の植栽は素朴で清楚なイメージでした




ガチョウやニワトリと共に出迎えてくれたのは
ターシャさんが育てていたのと同じ種の血を引くヤギです







会場内のどんな美しいバラよりも際立っていたレンゲツツジの花
サーモンオレンジからイエローまでの色幅は
個体差と品種の違いによるものです。

ツツジにもいろんな種類があり、私も大好きな花木の一つです。
イエローやオレンジといっても
植物により発色や質感も様々ですね。

レンゲツツジの足元に配された
水色の草花とのコントラストは優しい美しさでした。



そしてもう一つの特別企画のガーデン
オードリー・ヘップバーンが愛した庭

没後20年にちなみ彼女が愛した「 ティンティンハルガーデン 」の再現です






季節的に出回る植物のカラーや組合わせを駆使したガーデンの数々
植物の使い方がとても勉強になりました。

空間の中での植物の分量やバランス
個人邸においての植栽とは違いますが
咲き誇る情景を頭に描いておくことは同じです。

樹木に合わせて、下草の分量やカラー合わせを
改めて考え直す機会になりました。
現地にいらした神田隆さんとお話しできたことも
とても参考になりました。





ブルームーン 
ご近所のバラ愛好家の方からいただいたものです
部屋中に広がる香しきかおりに癒されております

社会に出て初めて勤めた会社を退職する日
フラワーデザイナーの店長 自らが作って下さった
ブーケに入っていた紫のバラ  パープルレイン
とても上品な香りで大好きな紫のバラです。

会社訪問の際、店長が生けられた花に魅せられ、憧れ
入社後、配属を希望したホテルの店舗。

その頃の経験や想いは、今でも鮮明なものです。
そしていただいたブーケもずっと心に残り
紫のバラを観るたびに想い出します。




二つの「願い」を込めた「庭や」たちのサイト  

わたくしも参加している
      ニワプラスのポータルサイトはこちら → 






大阪 箕面のガーデナー
ガーデンデザインオフィス ユウ
 
   
  
 
     http://www.gdo-u.com
設計・施工・メンテナンスまで一貫した庭づくりをおこなっています




at 23:31, u-ito, セミナー・勉強会

comments(0), trackbacks(0), -

お庭の完成見学会と庭女子会

先日 グリーンスペースさん主催の
『 小阪の庭完成見学会 』に参加させていただきました。



ニワプラスでもお世話になっているグリーンスペースさんは
大阪は八尾を拠点に、一つ一つ丁寧な庭づくりをされています。

以前に完成したお庭を拝見させていただいた際も
何とも柔らかく温かいお庭の雰囲気が素敵で
このたびの見学会もとても楽しみにしておりました。

そしてこの日は見学会に引き続き、
以前に行った庭女子会での『 辰己会 』の続きもあり
長い時間 辰己さんとお話しすることができました。


こちらがお庭の様子です
地域と繋がるコミュニティーを大切にされる施主様の想いを
建物にまとわせたお庭でした。

訪れた方々と見学しながらお話ししていたら
あまり写真を撮れていませんでしたが・・・




ついつい腰かけたくなるベンチ
ご家族のみならず、お客様やご近所さんの憩いのスペース
楽しいお話しが尽きないかもしれませんね。
 



そして空間を引き締めるベンチの奥には、多種のグラス類が植えられています。

私も大好きなグラス
風にそよぐ姿は、暑い夏も涼やかに感じられ
また夕陽に照らされて輝く葉はとても美しく
色んな場面を見せてくれる植物です。








沢山の種類の樹木が植えられたテラス周り
高い壁を作らない植物での装いも、施主様の想いが伝わるようです。

落葉樹、常緑樹共にそれぞれ葉色が異なり、また形も様々です。
その組合わせを楽しむのも お庭の醍醐味
個々の植物が存在感を主張し過ぎず
ナチュラルに組合わせられているところが素敵に感じました。



そして 『 庭女子会 』へ
建物の一室をお借りしてのゆる〜いトーク






今回は男性の方も参加して下さいました


いつも自然体で対応して下さる辰己さん 
成功例だけでなく、時に失敗談もあったり・・・
そのどれもが仕事への真摯な姿勢をうかがわせます。

目に見える表面的なものは限られたものですが
その奥にある、念入りな準備や丁寧な工程
またその奥にある、日々の暮らし方。

お話の中であった 家と庭とを取り巻く『 空気感 』をつくるということ

心地の良い場所、悪い場所 直観的に感じることですが
現場のいろんなことを感じられる感度や
人の想いを大切にくみとれる感度

経験と共に研ぎ澄まされるこですが
お庭をつくるにあたって、とても重要な要素だと思います。

そして場の空気感は、つくったものや植えた植物だけでは出来上がらない
そこに人の心が大きく加わります

住まう人、想いを形にする作り手
そしてそこに関わる全ての人の心


辰己さんのお庭が心地よく感じられるのは
すべてのことが、うまく調和しているからなのでしょうね。

夜も素敵な空間でした



このたびは快く場を提供してくださったお施主様
そして お忙しい中、時間をさいてくださったグリーンスペースさん
有意義な体験をさせていただき有難うございました。

いつか自分もこんな場が持てるよう
日々を地道に過ごしたいと思います。



グリーンスペース 耕造さんのブログ → 

         二朗さんのブログ → 






二つの「願い」を込めた「庭や」たちのサイト  

わたくしも参加している
      ニワプラスのポータルサイトはこちら → 






大阪 箕面のガーデナー
ガーデンデザインオフィス ユウ
 
   
  
 
     http://www.gdo-u.com
設計・施工・メンテナンスまで一貫した庭づくりをおこなっています
    



at 23:53, u-ito, セミナー・勉強会

comments(0), trackbacks(0), -

庭女子会 -2-

今日は立春 暦の上では新年の始まり
新しい運気が巡りはじめますね
今年度をどのように過ごすか
改めて考えをまとめていかねばと思います。

さて 先日行われた庭女子会のイベント
今回はバラについての勉強会でした。

私も何種かのバラを育てていますが、まだまだ解らないことが多く
バラのセミナーなどに参加しつつ
もっともっと身近に感じ、楽しみたいと思っています。

このたびレクチャーしてくださったのは西村美紀さん
ご自身もガーデナーで、お庭や植物に関わることに力を入れ活動されています。
そしてバラ、なかでもオールドローズの扱いについて
素晴らしい実績をお持ちの方です。


こちらは今回の勉強会に向けてまとめて下さったテキスト



手描きの図を付け加えながら、丁寧に解りやすくまとめて下さっていました。
この日のメニューは、主にツルバラや木立バラの冬の手入れについてです。

私は先約の打ち合わせが伸びて、終了予定時間 間際の到着となりました。
西村さんのお話しを伺えないかと思いつつ参加しましたが
やっぱり庭女子 !!  
前回の辰己会に続き、真剣に取り組むあまり質問も多く
幸いなことに、予定より進行が遅れておりました。




実際に作業をしながら説明してくださる西村さん


日々、試行錯誤しながらバラと向き合っておられる
西村さんのバラに対する愛情が、ひしひしと伝わるレクチャーでした。

とても印象的だったのは
バラのお話しをされる時の優しくて嬉しそうな西村さんの笑顔
美しい花を扱うことの贅沢感をも感じさせてくださいました。





一旦 会を閉めても、参加メンバーによる質問は絶えず・・・
そのまま茶話会へ突入です。




このたびの会場は、羽曳野市の大江ガーデンさんのご自宅です
ご夫妻の人柄がうかがえる、素朴で穏やかな空間
店舗も兼ねたご住居で、細部まで快適さにこだわった素敵なお住まいでした。


そして15名余りの参加者と我が家のような寛ぎ加減で
いい意味で女性ならではのゆる〜い雰囲気に、とてもリラックスできました。

それぞれに生活環境が違い、そして職種も様々ですが
そんなメンバーが同じ方向を向いて、同じ時を過ごす。
これもまた自分をリフレッシュさせると共に
客観的に自分を見つめる機会でもあります。

この日感じたのは
講師である西村さんが醸し出す柔らかな雰囲気が
空間の心地よさを作って下さったこと。

同じ物を購入するにしても、対応の良し悪しによって
手に入れることの喜びや感激度が変わってくるものです。
花壇に植物を植え込んだり、お庭をつくる仕事において
生活空間の一部分に誰がどのよう関わるか
お客様にとってとても重要なことと思います。

前回の辰己会でも同じことを感じましたが
その人自身の魅力が、完成時の満足感に大きくプラスされるということ。
きらきらと魅力的な方に会うと
何故かこちらまで幸せな気持ちになります。


次回は、花後の手入れなどについてレクチャー下さるとのこと
また参加できますことを楽しみに
バラと向き合いながら、具体的な質問事項を準備しておきたいものです。


最後に、このたびは素敵な企画を有難うございました
とても楽しく有意義な時間でした。



講師をして下さった西村美紀さんのブログ →  
         西村さんの日々のお仕事ぶりなどが紹介されています      


そして会場となり、お声かけくださった大江ガーデンさんのブログ → 





二つの「願い」を込めた「庭や」たちのサイト

             ニワプラスのポータルサイトはこちら → 




大阪 箕面のガーデナー
    
   ガーデンデザインオフィス ユウ
 
   
  
 
     http://www.gdo-u.com
設計・施工・メンテナンスまで一貫した庭づくりをおこなっています

お問い合わせはこちら info@gdo-u.com

at 11:37, u-ito, セミナー・勉強会

comments(0), trackbacks(0), -

庭女子会

先日行われた庭女子会のイベント
「 庭女子会 」とは 
庭や植物に関わる仕事をする女性の会です

お子さんが小さい主婦の方も多く
限られた時間の中で、興味深い園芸店やお庭の見学など
毎回、それぞれが可能な限りの参加で行われています。

私は残念ながら、いつも参加出来ていないのですが
今回はとても楽しみにしておりました。

イベントが行われたのはmusubiのカフェさん

そしてこの日 ゲストに来て下さったのは
大阪は八尾の作庭家である 
グリーンスペースの辰己耕造さん、二朗さんのご兄弟です。

辰己ご兄弟は、いつもお世話になっているニワプラスの主宰者で
毎回の有意義な企画に、刺激を受け勉強させていただいております。





開催直前の耕造さんと二朗さん


そして平日に集まった12名の女子





「 辰己会 」と題した今回のイベント
様々な質問をそれぞれが準備して進めていく手筈
まずは辰己さんが、施工写真を見せながら進行してくださいました。



一番前だから上手く写真が撮れない・・・ それに、それどころではない・・・


日頃 ゆっくりお話しできる機会があまりないので
小さなことから大きなことまで聞いてみたいこと
それぞれ沢山あり過ぎて、予定された2時間があっという間に・・・

何度か施工中の現場を見学させていただいたことがありますが
作品もさることながら、仕事に対して
深く真っ直ぐな姿勢が魅力的なお二人です。


庭をつくる それは形のないものを形にしていく仕事
出来上がったものを販売するのではないから
誰がどのようにつくっていくか、プロセスがとても重要。

大切な費用と大きな想いを預けるお客様から
信頼や期待を受けるプレッシャーもある。

でも人として、そんな期待や信頼にこたえられる魅力がなければ
仕事を依頼してもらえない。

仕事に対してはもちろん
何事にも裏表なく、シンプルでいて真摯に向き合っておられるからでしょうか
魅力あふれる そんなお二人に
私も自分と家族の庭をつくってもらいたいと思うのです。

シンプルなことは、とても解りやすいけれど
実行するのは難しいことと思います。


技術的なところは出来て当たり前 磨くべきはセンスや自分自身
とても印象深いお言葉です。





最後にみんなで記念撮影
そして 引き続き場所を変えて、さらにお話しを伺いました。

お忙しいところ、貴重な時間をさいて下さった
耕造さん 二朗さん 有難うございました
今後 もっと発展したお話しができるように
今年も少しずつ自分を磨いてまいります。


最後にこの会を企画して下さった方
そしてご参加の皆さま 楽しいひととき有難うございました。


このたびお世話になった

musubiのカフェさんはこちら →  
          グリーンスペースさんがお庭を手掛けられました

グリーンスペース耕造さんのブログ → 

        
        二朗さんのブログ → 


二つの「願い」を込めた「庭や」たちのサイト

       ニワプラスのポータルサイトはこちら → 




大阪 箕面のガーデナー
    
   ガーデンデザインオフィス ユウ
 
   
  
 
     http://www.gdo-u.com
設計・施工・メンテナンスまで一貫した庭づくりをおこなっています

at 22:13, u-ito, セミナー・勉強会

comments(0), trackbacks(0), -

ガーデンセミナー

先日 宝塚ガーデンフィールズで行われた
ポール・スミザー氏のセミナーに参加しました。

毎年3月から11月まで、年5回開催されるガーデンセミナー
今年初めて1年を通して参加させていただきました。

そして先日は今年最後のカリキュラム
” 来年へ向けて、庭づくりおさらい編 ” と題して
・ 植物で目隠しを作る方法、つる植物の利用
・ 落ち葉やバークチップの有効利用
・ 冬に見直す来年の計画
についてレクチャーしていただきました
その一部をご紹介いたします。


今回も ” 英国風ナチュラル庭園 シーズンズ ” を散策しながらのレクチャー
晩秋の美しい景色と、澄み渡る空気が気持ちの良い日でした。







木々や植物の紅葉が美しい季節
このカシワバアジサイ・スノーフレークも紅葉まで楽しめる美しい植物です 
(↓ 写真左側 )



成長するとスペースをとって、どんどん大きくなるため
毎年3月までに剪定することで株を整えることをおすすめします。
下の方から切ると大きな花を咲かせます
まだ株が大きくない場合は、花のすぐ下でカットする程度に。





こちらはグミを壁面に添わせた仕立ての様子です ( 写真右側 )
常緑で勢力旺盛な樹木、鮮やかなカラーの葉が美しいですね。
奥行がないお庭などにおすすめな仕立て方です。




こちらも壁面を利用してのヒメリンゴの仕立ての様子です。
幹をカットすることで二股に分かれた枝を、壁面に添わせる仕立て方
葉がない幹の部分に、クレマチスなどのツル植物を組合わせると
より楽しみの幅が広がります。

壁面にリンゴがなる様子を想像すると楽しいですね
イギリスではさんさんと陽が射す時間が短いため
壁が吸収した貴重な太陽の熱を利用するため
このような仕立て方で楽しむようです。




同じようにイチジクを仕立てた様子です。

枝を横へ横へ広げて、緑の壁面に仕立てる方法
つる性の植物はもちろんですが
つる性でない植物でも壁をつくることができます。
もちろん向き、不向きな性質があるので選別は必要です。

お庭で目隠しなどに利用される生垣に代わって利用することも出来ます。
生垣に比べてのメリットは、毎年の刈り込みの必要がないこと
そして年数が経っても、奥行のスペースをとらずに管理できることです。

デメリットとしては、植物により様々ですが
成長して壁面になってくれるまでに時間がかかることです。

テイカカズラやジャスミンなど香りの植物を仕立てても素敵です
常緑のつる性植物ですので、深い緑の葉を常に楽しむことが出来ます。



秋は様々な植物が次世代のために子孫を残す季節です。
自然界では植物が種子をつけると、
地面に落ちたり、鳥に食べられて糞と一緒に運ばれたりして地面に落ちますね
お庭では自然に任せるのもよし、種を取って増やしたい場所に蒔くのもよし・・・
確実に増やしたい場合は、やはり鉢に蒔くことをおすすめします。

12月は、すっかり冬支度を終えた植物たちが
動きをとめて、ゆっくり休む季節です。
わたしたちも植物にならって、基本的な作業はお休みです。
一年の作業を振り返り、来春からの植栽計画を検討します。

そんな時、季節ごとにお庭の写真を撮っておくと、一年を振り返るのに便利です。
また花の時期をメモっておくと
その年々の季節の変化を確認できて、次の作業の目安にもなります。

こうして 毎年、植物と向き合いながら庭づくりを楽しむのが
ガーデニングの醍醐味だと思います。
来年も素晴らしい発見があるといいですね。





こちらは大正時代からある、欄干と据え付けの植木鉢です。
古めかしいアンティークさが、お庭に重厚感を与えています。

多くの人の手のぬくもりと、思い出が詰まった欄干
この新しい庭をつくる際に残した、古いものの一つです。

先月に発表された、来年の12月をもって閉園の決定。
時勢によって変化しながら受け継がれてきたもの
その多くは、目には見えないものです。

歴史的建造物など、手を加えながら大切に守らなければならないもの
そんな歴史あるものとは比べられませんが
来年で10年目を迎えるこの庭に
10年かけて新しく息づいたものもはかり知れない・・・

庭づくりにおいて、今あるものを壊して新しく作ること
もちろん これは今より、より良いものをつくるために行うことです。
けれど そこには目には見えない想いが詰まっていることも多い。

思い出の樹木を大切に残すこと
これは周辺の景観を守る大切なことの一つかもしれない。

壊すことによって生まれることも多いけれど
もう二度と作れないことも多い
そんなことを改めて想い返しました。

お庭をつくることは想いを繋ぐことでもあります
そうありたいと想います。



宝塚ガーデンフィールズ
      英国式ナチュラル庭園シーズンズはこちら → ☆ 





at 12:05, u-ito, セミナー・勉強会

comments(0), trackbacks(0), -